---所以.不能遗忘.--- - 达人(星之海洋)

2005/01/21 | ---所以.不能遗忘.---
类别(尘封过去) | 评论(0) | 阅读(39) | 发表于 04:57: 　街はイルミネーションに飾り立てられ、
　恋人同士がお互いの顔を見つめあいながら通り過ぎる。

　電車には今日も寝不足の顔をした
　疲れた会社員たちが
　饗宴とは程遠い日々なのさと
　肩を丸めながら押し込められる。

　普段と変わらない日々を過ごす私にとって
　こういったイベント事が繰り広げられる時期も
　ただ目を楽しみながら句材を探しながら歩く日常と変わらない。

　小さな頃から楽器の練習や買い物に出かけるときは
　いつも都内である。

　私が普段訪れる場所には
　数え切れない思い出がいつもそこにあるのだった。

　私の前を通り過ぎていった多くの人たちを想い、
　過去の恋人を思い出すと
　私はいつも心が温まる。

　そしてその思い出は
　時に胸にちくりと痛みを刺したりもする。

　過去の恋人に今復縁を迫られても断るだろうと思うがゆえに
　自分が誰かに対して未練があるとは思わない。

　しかし、胸の痛みを覚えるのは
　少なからず過去の経験を今も当時のように思い返すからだろう。

　行き交う恋人や家族を見かけると
　私は密かにいつも願う。
　ずっと幸せでありますようにと。

　かれこれ1年以上恋愛をしていない私は
　自分の恋愛を思い出すたびにしみじみと思うことがある。

　それは、
　あの時私はたしかに誰かを愛する能力を与えられたのだった
　ということだったりする。

　愛したのではない、愛する能力を与えられたのだ　と。

　愛するという言葉は語弊があるので
　誰かとともに人生を歩みたい　という気持ちであったり
　その人のために生きることが喜びだった　といったほうがいいのだろうか。

　”愛する”ということに関しては
　私が思う理想の境地があって
　私はいつも
　恋人に対して　そういった理想の境地に達したいと
　願っていたものだ。

　特定の相手にそういう想いを抱けるのは
　ある意味その能力を与えられたのだと思う。

　なぜなら今の私には　そういう想いを抱くこと自体が
　理解しえない感情になってしまっているからなのだ。

　人は自分が持っているもの、身近にあるものには
　鈍感になってしまう。

　失ってから気付くものが　どれだけ多くあることか。

　
　恋愛とは”奇跡”だと思うのだ。
　
　世界の総人口は60億人と言われるなかで
　想いを寄せる一人と出会えること。

　そしてその相手もまた自分に想いを寄せてくれること。

　そういった二人が育むものを大事にしてほしいと願う。
　気になる些細な癖や、
　許せないと思うような行為、喧嘩。

　その度に思い出して欲しいのだ。
　相手と一緒に時間を過ごしたいと思ったこと。
　二人で、家族で過ごした幸せな時間たちを。

　そして何もないと嘆く人たちにも
　私たちは”時間”という大きな要素を贈られているのである。

　苦しみの時も哀しみの時も、
　私たちは素直にその時に流されてこの世を生きるほかはないのだ。

　
　みどりごがお生まれになったと言われる今日、
　彼の人の卑小さ、醜さを真正面にとらえながら
　説いた教えの中にある　
　パウロの愛の賛歌を私は改めて読みたい。

　「愛は寛容なもの、慈悲深いものは愛。
　　愛はねたまず、高ぶらず、誇らない。
　　見苦しいふるまいをせず、
　　自分の利益を求めず、怒らず、
　　人の悪事を数え立てない。
　　不正を喜ばないが
　　人とともに真理を喜ぶ。
　　すべてをこらえ、すべてを信じ、
　　すべてを望み、すべてを耐え忍ぶ」; 0

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